1月17日はよい天気でしたね。
ふらっと一人で北鎌倉に行ってまいりました。
最後に来たのが学生時代、哲学科の親友と散歩に出たときのことです。
蜩が鳴く夏の終わりで、
その時一緒に居た友人が心から大事に思えてうまくいえない感動があって、
学問を修めることも、こうして古い土地を訪れることも、楽しくて仕方なかった。
そのときの感覚がまだ残っているんですね。やっぱり懐かしかったです。

降りたホーム周辺です。こういう風景にたまらない郷愁を覚えます。
建長寺を通ったら梅がほころびかけていたよ。
春が近いね。

途中でスウェーデンから来た女性三人と仲良くなりました。
かたことの英語をしばらく歩きながら話しました。沢山笑ってくれたからよかった。
そうそう、今回は一人で歩いていたのですが、道中色々な人と仲良くなれました。
お寿司屋さんのご一家、お煎餅屋さんの奥さん、
深い山の中でたたずんでいたヒッピー風の外国のお兄さん
お陰で色々知れて楽しかったです。
特にお散歩中のお父さんからは、
植物の事や、禅や歴史の事、一番美味しいおみやげの入手法まで(笑)
沢山教えてもらいました。ありがたいことです。
山の中でお昼を食べたよ。

美味に御座います。
てくてくと山道を進んで、鎌倉で一番高い天園という所に到着しました。
少し日が傾いていた。

鎌倉の町並み、相模湾が一望できました。
薄桃に空が染まる頃、頂上に居たのは私だけでした。
この景色がかつては日本の中心だったのですね。
鎌倉時代、一天四海の安寧をこの地から祈っていた人の声が聞こえそうだった。
来る途中、この鎌倉が一国の都であり、仏教の中核であり、
古戦場であり、そして険しい自然に囲まれた地である事を思いました。
それらが合わさってとても強い力がある。私なんかはすこしくらっとするくらいです。
このような中心だからこそ、天も地も人の魂も、清らかに、朗らかにと
一番シンプルで真っ直ぐないい祈りも生まれるのだと思います。
帰り道、山道や竹藪が横から差し込む夕日で一面金色に染まった。
夢の世界だった。
構想10秒、思いついたら即出発の小旅行だったけれど、
沢山歩いて、空気を感じ取って、笑って、実にいい休日でした。